2015年7月30日木曜日

純粋理性批判 光文社古典新訳文庫

著者:イマヌエル・カント
訳者:中山元
発行所:光文社
2巻
p.314 l.5 “引力がなければ斥力もないのである” ?

3巻
p.56 “[矛盾律を言い換えた排他律として表現すると]「何かある物Aは、何かある物Bであると同時に、非Bではありえない」ということになる。” これは排他律ではなく矛盾律である。
p.318 (2) “ここで「条件と判断の関係」と訳したのは、原文では指数(Exponent)の語である。ここで数学的な指数という語を使うのは奇妙に思われるかもしれない。これは数学的な比例関係から示されたものらしい。12:4=6:xとすると、このxが指数とされる。この関係ではxは2であるが、このxを使うと、6:x=3:yや6:x=15:yの式で、3に対応する値y(=1)や、15に対応する値y(=5)を計算することができる。” “指数(Exponent)”をindex number(日本語ではこれも指数)と取り違えている。

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